店主ご挨拶

お世話になります。
「佐渡の酒と肴 だっちゃ」を創業いたしました、店主・利き酒師のきたむらさやかです。

私の出身地である佐渡ヶ島は、歴史的な観光地として、また、大自然に恵まれた日本海の離島として有名です。
佐渡金山や能の大家・世阿弥が歴史の教科書に載り、佐渡おけさも有名ですが、その実態を知る人は多くはありません。

かつては、江戸幕府の財政を支えた佐渡金山と、国内貿易船である北前船の寄港地があったことから世界有数の人口密度を誇り隆盛を極めましたが、現在は過疎に悩む僻地の一つです。

離島の割に人口は多く、最盛期は12万人、現在約6万人。
過疎が進む現在でも高校は4つあり、漁業以外にも、普通のサラリーマン、土建屋さん、街の商店街のある、普通の田舎です。
数少ない「稲作ができる島」であり、東京23区の約1.5倍の面積の島で特Aランクの上等なコシヒカリが作られる、「新潟3大米どころ」の一つ。
日本東西のちょうど真ん中くらいに位置し、日本で採れるものはたいてい佐渡で採れる。りんごとみかんが一緒に育つ島。
ホームランボールは海岸そばのグラウンドでない限り海に落ちないし、信号もたくさんあるし、コンビニもあるよ。

こんな佐渡ヶ島の実態を知る人が、全国にどれくらいいるでしょう?

ふるさと佐渡を、東京の皆様にきちんと知っていただきたい。
佐渡の美味しいもの、めずらしいものを、美味しく召し上がっていただいて、お客様に喜んでいただきたい。
そして、生まれ育った故郷に、少しでも貢献できれば。
そんな、みんながハッピーになるビジネスが成功したならば素晴らしいじゃないかと、このお店を始めました。

「日本の縮図」と言われるほど、豊かかつバランスの良い大自然に恵まれた佐渡。
寒暖差の激しい気候と地形が、味の濃い食材を育みます。
南の地域ほど大きく育ちませんが、そのぶん旨味の凝縮された食材を、じっくり味わっていただければ幸いです。

店主 きたむら さやか

店主プロフィール
佐渡ヶ島出身、金井生まれの両津育ち。
両津高校の体育教師であった父・いそかずと、母・かずこの次女として、佐渡病院で生まれる(3770グラム。でかい)。
10歳の時に母が他界するも、家事をこなしながらすくすくと育ち、1994年佐渡高校卒業。日本大学文理学部心理学科を経て、アントレプレナー大賞を受賞した社長に憧れてベンチャー企業に就職。チェーン店のスーパーバイザーとしてチェーンオペレーションのノウハウやマネジメントを学ぶ。
その後、商売のゼネラリストを目指して編集プロダクションに転職、企業プロモーションや社内広報に従事。
クライアントさんになんだか気に入られて、法人向け教育コンサルタント会社に移籍することとなり、大手企業の研修企画やマニュアル構築・制作に従事。
2009年、10年間やってみたサラリーマンを卒業し、満を持して、リーマン・ショックだというのに突然飲食店で起業。現在に至る。
SSI認定利酒師(日本酒)、日本酒学講師/酒匠(日本酒・焼酎・泡盛)、プロジェクトマネジメントプロフェッショナル(PMP)、産業・キャリアカウンセラー他。

店舗情報

2009年に創業した浅草地下街店は、地下街の大規模漏水により2012年4月にやむを得ず閉店いたしました。 2013年1月より、現在の西浅草にて営業しております。 おかげさまで創業10周年 今後ともよろしくお願いいたします。

店舗名
佐渡の酒と肴 だっちゃ
住所
〒111-0035
東京都台東区西浅草2-27-1 伊東ビル 1F
電話
03-5830-3790
営業時間
平日. 17時~24時(LO:23時)
日祝. 17時~23時(LO:22時)
定休日
不定休
店名「だっちゃ」の由来

「だっちゃ」は、佐渡島の方言です。「いい天気だっちゃ(いい天気だよ)」のように、語尾につけて使います。 佐渡の島人が一番よく使う言葉を、お店の名前にしました。