店主のブログ
だっちゃ経営奮闘記(1) 2年半を振り返って思うこと。
日本で唯一の”佐渡ヶ島専門居酒屋”「佐渡の酒と肴 だっちゃ」
店主の喜多村さやかです。
こんにちは☆
佐渡ヶ島の旧真野町にある「レストラン&バー こさど」「伊藤屋旅館」の伊藤善行君が、素敵なブログ記事を書いていました。
■あなたの商売の原点をもう一度見なおそう|佐渡の洋食屋店長のブログ
34年、すごいですね。
伊藤君のお父さんは、シルバービレッジ佐渡の料理人さんだったんだなぁ。
周囲の反対を押し切って独立して洋食屋を開業。
今は、伊藤君が店長職を引き継いで、「佐渡牛が食べられるお店」として有名です。
佐渡ヶ島の洋食屋さんの草分けだった「こさど」。
”洋食屋なのに「そばくれ!」とか「ラーメン!」とか「お茶ないの?」とか普段食べているものを求めるお客様が多く、浸透させるのに随分と苦い思いもしたとか。”とあります。
共感を覚えて、涙が出そうになりました。
わかるわー。
かれこれだっちゃも2年半になりますが、お店が何屋さんなのか、わかっていただくまでにはすごく時間がかかりました。
浅草のオンボロ地下街で、佐渡ヶ島の日本酒と佐渡直送のお魚を出す。
まさか、こんな地下街で高級なお酒や国産天然ものの刺身を食べられるとは、お客さんは想像していないので、お客さんにわかっていただくまでだいぶ苦労しました。
いや、今でも苦労していますけれども(苦笑)。
玉子焼き焼いてとか肉じゃが食べたいとかアスパラベーコンほしいとか言われたり。
(優しいお母さんが何でも出してくれるお店をやってるつもりはないんだけど…)
女性店主の店ということで、女性的な接客を期待されたり。
(もっと高い、きらびやかなおねーさんのいるお店にどうぞ!)
佐渡の酒にもツマミにもまったく興味を示さずに、ひたすらカウンター越しに話をしまくるお客さんのお相手をしなければならない羽目になったり。
(話を聞く仕事の代表、カウンセラーは標準料金10分1000円だからね? 行きつけのスナックのおねーさんは話を聞いてくれるんだろうけど、その分あなたのボトルを飲んで稼ぐんだよ? そして、こちらが忙しくしていると「聞いて!」と呼び出しを食うことも…)
ほろ酔いのお客さまに調子よく「お任せで!」と注文され、会計時に「一杯飲み屋のくせに高い」と言われたり。
(あなたがお任せっていうからオススメ出したのに! あなたが食べたの、届きたての佐渡産天然ヒラメだよ? お酒もそこらへんの銘柄不明の380円のとは違うよ?)
インターネットや口コミなどでだっちゃを知ってくださっているお客さまはこんなことはないのですが~。
通りすがりのお客さまには、なかなか伝わらなくて苦労しました。
きちんと看板を出せてないのも悪いし、商店街の雰囲気からも、店構えからも、軽んじられてしょうがない。
でも、小さいお店だから、万人受けしなくていい。
ご理解いただけるお客さまにご来店いただければ、ちゃんと食っていけるはず!
この地下街で食っていければ、どこでも食っていけるに違いない!
そう信じて、今日があります。
今では、「だっちゃ」というお店のありようをご理解くださるお客さまにご来店いただくことが増え、開業当初に比べたら悩みはだいぶ減りました。
お客さまがみんな日本酒を飲んでいるので、一見さんも「日本酒がお勧めの店だ」とわかってくださる。
お店を一人で切り盛りし、「販売量」で稼いでいるのをわかってくれるお客さまは、私に多く話しかけすぎて仕事の邪魔をしないように気を使ってくださる。
常連のお客さまが、私の代わりに、「ここは佐渡の店だから、佐渡のお酒を飲まなきゃ!」と、新人さんに佐渡の酒やつまみのお勧めをしてくださる。
相場観のあるお客さまから「安い」といっていただけることも多くなり、お客さまの言葉がじーんと胸にしみる毎日です。
今だって、そりゃぁ悩みは毎日あるけれども。
仲間がいるわけでもなく、一人きりで経営する小さなお店。
ご理解くださるお客さま方に、元気づけられています。
日々感謝☆
★☆「日本酒」を強調していますが、佐渡の焼酎、リキュールもありますので是非☆★
★☆乾杯はやっぱりビールだよね?☆★
★☆一般酒のご用意もあるからお連れ様も安心です☆★
東京メトロ浅草駅改札から徒歩20歩! 佐渡6蔵の地酒が揃う、日本で唯一の佐渡ヶ島専門居酒屋です。 東京メトロ銀座線・浅草駅、松屋百貨店側改札から斜め左方向に徒歩20歩。「浅草”地下街”」にあります。地上にはないのでご注意下さいね! 【電話】 03(3844)4255 佐渡ヶ島情報も満載!各種媒体で情報発信しています。 |
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