だっちゃ経営奮闘記（２）　だっちゃは何でインターネットをたくさんやっているの？

日本で唯一の”佐渡ヶ島専門居酒屋”「佐渡の酒と肴　だっちゃ」
店主の喜多村さやかです。
こんにちは☆

だっちゃはインターネットによる情報発信をがんばっているので、「オジサンはからきしダメなんだよ、すごいね！」なんて言われます。
広報担当者がいる大企業のチェーン店ではなく、一人で切り盛りする個人店で、こんなにインターネットばかりしている店主はあんまりみかけないので、我ながらアホだと思っています。

付け焼き刃の知識で自分でホームページを作り（無料テンプレートを加工しました）、無料のメールマガジンシステムを設定し、ブログのカスタマイズも自分でやっています。

あとは、TwitterとFacebookと、mixiもサボってるけどやってるし…。

本当は他にも時間をかけなければならないことがたくさんあります。
でも、だっちゃは小さくて立地も悪くて貧乏なお店なので、お金をかけずに少しでもたくさんの人にだっちゃを知ってもらいたいと、「タダで使えるインターネット」に頼ってしまうのです。

ちゃんと儲かっているお店は、だっちゃのようなことをする必要はありません。
手間と時間がかかります、オススメしません。
業者に丸投げすれば、小規模の飲食店の利益からすると高すぎるお金を取られます（そして、たいした効果は得られません）。
中途半端に手をつけるよりも、ぐるナビに月１万円払ってるほうが、まだ費用対効果が得られると思います。
ぐるナビは条件検索が優秀ですからネ。

立地柄、また、専門店であることから、通りすがりにだっちゃを見つけてくれるお客さまだけには頼れません。
客数がぜんぜん足りません(笑）。
いろんなところから、お客さまに来ていただかなければなりません。

そして、「佐渡」というキーワードは、非常にマイナーでニッチな存在です。
大庄グループや石原水産さんなど、他の佐渡出身の有力飲食店が佐渡ヶ島専門のお店をやらないことを見てもわかるとおり、佐渡専門店は、集客力が低く、商売としての魅力がありません(笑）
関東にはだっちゃ以外にも、ほんの数店「佐渡」を謳うお店がありますが、看板には「佐渡」と書いてあっても、主力商品は、有名な新潟地酒や普通の居酒屋メニューです。
お客さまが佐渡に興味がなく、いつもの好物、誰もが知っている有名な酒を注文したがるからです。
佐渡出身者以外の店長(社員さん）やアルバイトスタッフは、佐渡の食材を売り込めません。
なじみのある食材、有名な酒のほうが、販売が楽です。

「佐渡」の看板だけでは、儲からないのです。。。。

放っておいてもだっちゃに人々が押しかける、なんてことは夢のまた夢です。
少しでも、見込み客となる方にお店の存在を知っていただかなければ。

無料で露出できるインターネット媒体はできる限り活用し、情報発信。
見た方に、「佐渡に本気で取り組んでるお店なんだなぁ」ということをわかっていただいて、お店に興味を持ってもらいたい。
だっちゃにわざわざ来てくださる、ありがたいお客さまを、少しでも増やそう。

そんな気持ちで、インターネットにかじりついているわけです。

自虐ネタばかり書いてしまった…。
マイナーでニッチな佐渡ですが、だっちゃをきっかけに佐渡に興味を持ってくださる方もいます。
わざわざ来てもらえるお店にしよう、と思ってがんばっていたら、首都圏や北関東だけでなく、新潟や佐渡からご来店になるお客さまも増えてきました。

せっかく専門店としてやっているので、誰でもいい、お金を払ってくれる人がみんな客だ、儲かればなんでもいい、という考えとは無縁です。
少しずつ、だっちゃと佐渡ヶ島のファンが増えるといいなぁと思います。

ちなみに、だっちゃによくにいらっしゃるお客さんで一番多いタイプは、インターネットよりも新聞に馴染んでいるオジサマです、店主の努力はあんまり効果なしです(笑)

今日のだっちゃのランキングは？！