店主のブログ
新潟日報夕刊「晴雨計」に連載しています(6) 「佐渡経済人懇談会」
こんにちは、日本で唯一の”佐渡ヶ島専門居酒屋”「佐渡の酒と肴 だっちゃ」店主の喜多村さやかです。
2011年8月5日より、毎週金曜日、
新潟日報夕刊「晴雨計」欄にて、半年の連載をさせていただいております。
半期に1度行われている、「首都圏佐渡経済人懇談会 産業振興フォーラム」について書きました。
新潟日報「晴雨計」9月9日 「佐渡経済人懇談会」
※「喜多村」はビジネスネームです。地元紙なので本名で書いてます。
天領盃酒造のコワモテ相談役に「出てみなさいよ~」と進められて出席し始め、今回で2度目の参加でした。
さやちゃん、一応経済人です、えへへ…。
今回の基調講演は、佐渡の「セイデンテクノ株式会社」柴原行雄社長。
JAXAや大手自動車メーカーに営業に行って、なんとか仕事が欲しいのに、
「海に近い工場で、潮にやられない部品が出来るわけがない」
と一蹴され、
「そんなことはありません、佐渡は皆さんが思っているよりも広いんです! 工場は海のそばではありません!」
と説得するのにすごく時間がかかったとのこと…。
佐渡は島というにはちょっとでかすぎる、国内最大の離島ですが、ひょっこりひょうたん島くらいだと思っている人が世の中にはたくさんいますね…(苦笑)。
島といえば海!
島といえば浜辺!
島といえば海岸! それしかないのが島!!!!
というイメージがあるのはよく理解できるのですが、すみません、佐渡には標高1000メートルを超える山をはじめ山脈が二つもあり、広い平野部や川もあり、とってもとっても、大きいのです…。
(で、岩と砂利ばかりで砂浜はほとんどありません。リゾートアイランドの期待を裏切ってすみません)
第2部の事例発表は、佐渡市が推進している、佐渡への企業誘致の話。
女社長・河口昌恵社長の営むサポセンの専門企業「ヒューマンキャピタル・コンサルティング株式会社」さんが東京から佐渡へ会社ごと引っ越されたので、その事例を。
もともと「佐渡もん」を運営していた「うぶすな」さんから話は聞いていたのですが、それにしても東京から佐渡に会社ごと引っ越すなんて、大丈夫かしら…と、少し心配しておりました。
社長の河口さんは小柄で元気な女性で、長年コールセンター業務に携わっていたことから独立され、コールセンター業務と平行で、コールセンター向けの研修講師をされていたそうです。
臨時のピンチヒッターとして佐渡の就業支援セミナーの講師を務めたところ、佐渡の女性陣の意識の高さ、サポセンのスタッフとしての適正の高さに感動し、会社の引越しを決めてしまったのだとか。
「クレームや嫌な話もあるのに、あんなに熱心に親身に聴き続けられるなんて、佐渡の人はすごい!」
と、お客様からも驚かれるそうですよ~。
佐渡ヶ島6万人総コールセンタースタッフ計画?!
運営も順調なようで、引き継いだ「佐渡もん」の売上拡大も頑張りたいと意欲的でした。
業態によりますが、人件費的にも税金的にも、佐渡に会社を置くと得られるメリットがありますね。
資料をもらっているので、この話はまた別の機会に…。