店主のブログ
佐渡の実話を映画化「飛べ! ダコタ」の一次撮影が終了!
日本で唯一の”佐渡ヶ島専門居酒屋”「佐渡の酒と肴 だっちゃ」
店主の喜多村さやかです。
こんにちは☆
近年まれに見る豪雪と極寒の中で撮影されている「飛べ! ダコタ」。
一次撮影が無事終わったそうです!
facebookやtwitterで、油谷監督や美術の稲垣さんなどとやり取りさせていただき、応援しています!
「佐渡に撮影に来たんだか、雪かきにきたんだか…」と、大苦戦の様子を伝えていた油谷監督。
佐渡の真冬に撮影しようなんて、なんと無茶なことを…と思ったけれども、65年前の1月にダコタが佐渡に堕ちた、その状況をリアルに撮影したかったのだそうです。
製作スタッフの思いが、形になりつつあります。
主演の比嘉愛未ちゃんも、寒い中頑張ってくださったようです!
■無事に…|比嘉愛未オフィシャルブログ「Manami Smile Life」
■ただいま|比嘉愛未オフィシャルブログ「Manami Smile Life」
実は、この冬に佐渡に帰った際に、シナリオを読んじゃいました。
映画ってこうやって作るのだなぁ、なるほどー!
そして、お話もすばらしい!
これは…これはすばらしい物語、すばらしい映画ですぞ!
なに新聞か出典がわからなくなってしまったのですが、映画化の話の発端となった新聞の記事を備忘録として転載させていただきます。
「島民のもてなし父は忘れなかった」/佐渡
2010年06月27日離陸する直前に記念撮影する英国人乗組員と地元の人たち=1946年3月、清水薫さん提供
父ヘンリーさんの遺影を手渡したクリス・ブライアントさん(左)=佐渡市高千
終戦直後の1946年1月、佐渡島の海岸に英国軍機「シスター・アン」号が不時着した。かつての敵機に村内は大騒ぎとなったが、村人たちが協力して滑走路をつくり、40日後に飛行機は無事飛び立った――。そんな記録が残る佐渡市高千地区で25日、英国機関係者の息子らが訪れ、当時を知る住民らと64年前の出来事を通して交流を深めた。(川崎友水)
◇
佐渡を訪れたのは、当時東京の駐留英国軍の整備士として佐渡に派遣され、壊れた「アン」号を直した故ヘンリー・ブライアントさんの息子クリス・ブライアントさん(64)と、「アン」号の現オーナーであるドン・サルディーニさん(71)ら3人。
「アン」号は英国軍機として飛行後、民間機として各地を飛んだ。すでに現役機ではないが、以前はハイジャック事件にも巻き込まれたこともある。そうした歴史をドキュメンタリー映画にしようとサルディーニさんが史実を追っていくうちに、佐渡での出来事がわかったという。
不時着した当時、「アン」号には総領事や司令官ら8人が乗っていた。中国・上海から東京に向かう途中だった。不時着に小さな村は大騒ぎ。乗員らの身の回りの世話から飛行機の離陸まで、地元の人たちが総出で対応した。
とりわけ困難を極めたのが滑走路づくり。人海戦術で海岸に石を敷きつめ、長さ500メートルの滑走路をつくろうとしたが、荒波にさらわれてはかどらなかった。米軍が緊急時の滑走路に使う金網を敷くことで何とか完成させた。不時着から40日後、無事に飛び立った飛行機は、別れを惜しむように村の上空を何度も旋回したという。
当時、小学校の教師だった八木静江さん(85)は「最初はみんな恐怖でおびえていたが、会ってみると本当に紳士的な人たちばかりだった。最後は涙を流して見送った」と振り返る。滑走路づくりに携わった清水薫さん(80)も「戦争で戦った相手だったが、何とか助けてあげたいという気持ちだった」と話す。
クリスさんは、感謝の気持ちとして父ヘンリーさんの遺影を手渡した。「温かいもてなしを受けたことを、父は忘れなかった。もし生きていればここに連れてきたかった」としみじみと話していた。
ちなみに、前記の写真に一緒に映っている英語の佐渡案内パンフレット。
お父さんとシスター・アンのことを調べていた息子さんは、佐渡のどこに連絡をとっていいかわからず、はじめにこのパンフレットの事務局連絡先に問い合わせをしたそうです。
ダコタが不時着した当時は、敵国・イギリスを助けたということをおおっぴらに口に出すことがはばかられるご時世。
この偉業について誰もが口を閉ざすようになり、今となっては佐渡市役所の人も地元の人も知らなかったので、だれも問い合わせに答えられなかったのです。
息子さんの調査と来島によって、佐渡で起きた奇跡のお話が、息を吹き返しました。
佐渡の人々の心温まる偉業が日の目を見るのを、みんなで応援したいですね!
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