店主のブログ
佐渡ヶ島の珍魚「ツツモチ」が入荷しました!
日本で唯一の”佐渡ヶ島専門居酒屋”「佐渡の酒と肴 だっちゃ」
店主の喜多村さやかです。
こんにちは☆
11月中旬からちょこちょこ入荷していたのですが、メルマガ告知(お知らせダイジェスト)でお知らせするのが精一杯で、ちゃんとご紹介したことがありませんでした。
ツツモチ。
正式和名は「ガンコ」というそうで、世の中的に知らない人が多い、珍魚です。
佐渡ヶ島では「ツツモチ」と呼ばれています。
語源は不明です、美人局(ツツモタセ)るんじゃなくて、自分で持っちゃったンかな(笑)。
11月の「佐渡の日」で、フルコースにしてお出ししたものです。
→過去記事:第24回「佐渡の日」ご来店ありがとうございました!
新潟県:農林水産業:佐渡のお魚情報通信:今回のお魚 ツツモチ(ガンコ)
商品サイズは25cm前後ですが、たくさんは獲れないようです。佐渡ではツツモチと呼ばれています。見た目はぶかっこうですが美味しい魚です。出汁が出るので煮て食べるのが基本です。今回はぶつ切りのものを利用してしょう油仕立てにしてみました。身は柔らかめですが美味しく頂けます。寒い時期のお鍋のバリエーションとしていかがでしょうか。
「いかがでしょうか」って、
佐渡島内でしか流通してないじゃんよ~!!!
富山、福島、新潟でも上越の一部では、「ガンコ」の名前で食されているようです。
なぜ佐渡ヶ島だけ「ツツモチ」なのか。
最初に言った人誰だ。
新潟市内はもちろん、全国ではほとんど見かけない魚です。
需要がないんでしょうね。島内でも、漁師さんが食べちゃって終わることが多いお魚。
佐渡で行われた「佐渡さかな祭」では、カニのアラまで入ったガンコ汁が1杯100円で振舞われた…。
それくらいの感じの魚です。
地元では、水揚げがあればとても安いお魚ですが、だっちゃに届くと高くなるのは仕方なし…。
こんな魚。というか、頭はずして売られているものなので、こいつも頭がありません。
身はアンコウに似た感じで、ぶよぶよ。でろでろ。
軟骨のようなごつごつした骨。
刺身として捌くのがえらいことめんどくさいです。
オレンジ色の美しい肝が取れます。
これは、新鮮ならば生食できます。
新鮮なうちに捌いて、さっぱりとした身と肝をあわせてお刺身で。
適度な大きさなので、1,2人前のふるふるの煮付けに。
よい出汁が出るので、「ガンコ汁」「ガンコ鍋」として食するのが王道の模様です。
ツツモチを、肝とあわせてカルパッチョ風にしたもの。新鮮な肝がうまいンすよ~。
佐渡ヶ島、海が時化たりなんだりで、最近ツツモチがコンスタントに入ってこないのですが、だっちゃで見かけたら是非食べてみてください。
参考リンク:
■ガンコ 市場魚貝類図鑑
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