店主のブログ

2011年12月23日

佐渡ヶ島の珍魚「ツツモチ」が入荷しました!

日本で唯一の”佐渡ヶ島専門居酒屋”「佐渡の酒と肴 だっちゃ」
店主の喜多村さやかです。
こんにちは☆

11月中旬からちょこちょこ入荷していたのですが、メルマガ告知(お知らせダイジェスト)でお知らせするのが精一杯で、ちゃんとご紹介したことがありませんでした。

ツツモチ。

正式和名は「ガンコ」というそうで、世の中的に知らない人が多い、珍魚です。
佐渡ヶ島では「ツツモチ」と呼ばれています。
語源は不明です、美人局(ツツモタセ)るんじゃなくて、自分で持っちゃったンかな(笑)。

11月の「佐渡の日」で、フルコースにしてお出ししたものです。
→過去記事:第24回「佐渡の日」ご来店ありがとうございました!

新潟県:農林水産業:佐渡のお魚情報通信:今回のお魚 ツツモチ(ガンコ)
商品サイズは25cm前後ですが、たくさんは獲れないようです。佐渡ではツツモチと呼ばれています。見た目はぶかっこうですが美味しい魚です。出汁が出るので煮て食べるのが基本です。

「佐渡の酒と肴 だっちゃ」女店主喜多村さやかの営業日誌 東京メトロ浅草駅から徒歩20歩!

$「佐渡の酒と肴 だっちゃ」女店主喜多村さやかの営業日誌 東京メトロ浅草駅から徒歩20歩!

今回はぶつ切りのものを利用してしょう油仕立てにしてみました。身は柔らかめですが美味しく頂けます。寒い時期のお鍋のバリエーションとしていかがでしょうか。

「いかがでしょうか」って、

佐渡島内でしか流通してないじゃんよ~!!!

富山、福島、新潟でも上越の一部では、「ガンコ」の名前で食されているようです。
なぜ佐渡ヶ島だけ「ツツモチ」なのか。
最初に言った人誰だ。

新潟市内はもちろん、全国ではほとんど見かけない魚です。
需要がないんでしょうね。島内でも、漁師さんが食べちゃって終わることが多いお魚。

佐渡で行われた「佐渡さかな祭」では、カニのアラまで入ったガンコ汁が1杯100円で振舞われた…。

それくらいの感じの魚です。

地元では、水揚げがあればとても安いお魚ですが、だっちゃに届くと高くなるのは仕方なし…。

「佐渡の酒と肴 だっちゃ」女店主喜多村さやかの営業日誌 東京メトロ浅草駅から徒歩20歩!
こんな魚。というか、頭はずして売られているものなので、こいつも頭がありません。

身はアンコウに似た感じで、ぶよぶよ。でろでろ。
軟骨のようなごつごつした骨。
刺身として捌くのがえらいことめんどくさいです。

オレンジ色の美しい肝が取れます。
これは、新鮮ならば生食できます。

新鮮なうちに捌いて、さっぱりとした身と肝をあわせてお刺身で。

適度な大きさなので、1,2人前のふるふるの煮付けに。

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唐揚げにしてもおいしい。

よい出汁が出るので、「ガンコ汁」「ガンコ鍋」として食するのが王道の模様です。

「佐渡の酒と肴 だっちゃ」女店主喜多村さやかの営業日誌 東京メトロ浅草駅から徒歩20歩!
肝添えのお刺身。

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ツツモチを、肝とあわせてカルパッチョ風にしたもの。新鮮な肝がうまいンすよ~。

佐渡ヶ島、海が時化たりなんだりで、最近ツツモチがコンスタントに入ってこないのですが、だっちゃで見かけたら是非食べてみてください。

参考リンク:
■ガンコ 市場魚貝類図鑑

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